2026年5月中旬スーパーに買い物に行ったらポリ袋が品薄に。
テレビでの「ナフサ不足」の報道を身近に感じました。
ナフサ不足と聞きますが、私たちの生活にどう関係があるのでしょうか?
「ナフサが手に入らない原因は?」
「ナフサとは?」
「ナフサ不足で影響を受ける日用品は?」
「ナフサ不足優先度の高い日用品は?」
「ナフサ不足日常でできる工夫は?」
を紹介します。
なぜナフサは、手に入らないのでしょうか?
ナフサが手に入らない原因は?

「中東情勢の悪化による輸入の不安定化」
「石油精製の現場でガソリン生産が優先され、ナフサの生産が増えないこと」
が、原因と言われています。
日本はナフサを中東産に、依存してきました。
ホルムズ海峡が事実上封鎖され中東情勢の緊迫が続く中、原油由来の「ナフサ」を使う製品などの供給が不安定となり様々な影響が広がっています。
輸入・輸送・配分の不安定化で、現場に届きにくくなっていることが原因と言われています。
そもそもナフサとは何?
ナフサとは?

ナフサは、原油を精製する過程で取り出される石油製品の一種です。
「粗製ガソリン」と呼ばれることもあります。
ナフサは、石油化学工場に送られ、高温で熱分解されると、エチレン・プロピレン・ブタジエン・ベンゼンなどの基礎化学品が生成されます。
さらに加工され、プラスチック・合成繊維・合成ゴム・界面活性剤・塗料・接着剤など現代の工業製品の大部分を構成する素材となります。
生活に関わる様々なものがナフサを原料にしていることから生活者からは、不安な声が…。
ナフサ不足に対する生活者からの声は?

『必要な商品が手に入らなくなるのかな…。』
『ナフサ不足の影響について情報収集しないと』
『ナフサ不足で何が買えなくなるの?』
『日用品のストックしておこうかな?』
などの不安の声が。
ナフサ不足で影響を受ける日用品は、どんなものがあるのでしょうか?
ナフサ不足で影響を受ける日用品は?

ナフサ不足の影響が出やすい日用品を紹介します。
包装
- 食品用ラップ
- ジッパー付き保存用品
- ゴミ袋
- ポリ袋
- レジ袋
洗剤用品
- 食器用洗剤
- 台所洗剤
- 洗濯洗剤
- 柔軟剤
- ハンドソープ
- シャンプー
- リンス
- トリートメント
- ボディソープ
- 浴室洗剤
- トイレ洗剤
衛生用品
- マスク
- 大人用・子ども用紙おむつ
- 生理用品
- タンポン
- 産褥パッド
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- ウェットティッシュ
- おしりふき
- 汗拭きシート
衣料品・バッグ・靴
- ポリエステル製
- ナイロン製
- アクリル製
- 合成皮革
- 人工皮革
- 合成皮革
- レインコート
- 傘
文房具
- ボールペン
- マーカー
- 修正液
- クレヨン
- 絵具
ナフサ不足は、私たちの生活に欠かせない日用品の供給や価格にまで広く影響を及ぼす可能性があります。
ナフサ不足、優先度の高い日用品はどれなのでしょうか?
ナフサ不足優先度の高い日用品は?

優先度が高い日用品は
「代替え品がない」
「毎日必ず消費するもの」
「生活の衛生維持に直結する」
という特徴があります。
代替品が困難・優先度【極めて高い】日用品
- 大人用・子ども用紙おむつ
(ポリマー等の化学製品が必須)
- 生理用品(ナプキン・タンポン)
(肌に触れる不織布や吸収体に石油由来成分使われている)
- 食品用ラップ
(ポリ塩化ビニリデンなどが主原料で、食品の保存や調理に代えが利かない)
優先度【高い】日用品
- ごみ袋・ポリ袋
(ポリエチレン製ゴミ出しに必須災害時、物資運搬など用途は多岐にわたる)
- 洗濯洗剤・食器洗剤
(主成分の界用活性剤がナフサ由来)
優先度【中】の日用品
- 歯ブラシ・歯磨き粉
(ブラシの毛や柄もナフサを原料)
- ウェットティッシュ
(不織布や容器がプラスチック製)
買いだめはした方がよい?
注意点は、あるのでしょうか?
買いだめの注意点は?

ナフサの供給不足は、中東情勢などに左右される流動的な問題です。
政府が、対応策を講じているため、必要以上に焦って買いすぎ、買いだめをしないことも大切です。
過度な買いだめは、無駄遣いや、周囲に迷惑を掛けたりする可能性があります。
日常生活で消費しながら買い足す「ローリングストック」がおすすめです。
ローリングストックとは?

ローリングストックとは、日常的に使う日用品を多めに買い置きし、使った分だけ新しく買い足していく備蓄方法です。
普段の生活の延長で、無理なく備えを維持できるのが最大の特徴です。
ナフサ不足により、日常で工夫することはあるのでしょうか?
ナフサ不足日常でできる工夫は?

- 詰め替え用を大きいサイズ購入
- ラップの代わりに洗って何度も使えるシリコンラップを活用
- 過剰包装されていない商品を選ぶ
- ポリ袋を不必要に貰わない
- ウェットティッシュを使わずにタオルや衣類など古布を代用
- 最小限のサイズでラップを使う
- ファスナー付き保存袋は洗って何回か使用する
- 買い物には、エコバッグを使用
- ゴミ袋の使用を減らすためギリギリまで詰める
- ローリングストックを少しだけ多めにする
- 消耗品の無駄遣いを減らし大切に使う
代替え素材の活用や、リサイクルの推進を意識。
多くの生活者がナフサ不足により生活の知恵を絞りだし、実践していることが分かります。
ナフサ不足はいつまで続くのでしょうか?
ナフサ不足はいつまで?

2026年5月現在終息の見通しは立っていません。
安定化には、中長期的な中東情勢の好転が不可欠であり、広範囲な値上げや供給制約は、今後も継続すると予測されています。
既存の石油化学製品の節約、代替え素材への移行が急務とされています。
必要な生活日用品は、できる範囲で備え、節約、工夫して対応するのが大切。
自分にとって、家族にとって「これはなくなると困る日用品」を考えるきっかけになります。
「これはなくなると困る日用品」の、優先順位が分かっていると、無理なく無駄なくストックが出来ます。
ナフサ不足は、物を大事に使用することの気づきのきっかけにもなるのでしょうか。
