ホームセンターの園芸コーナーで、野菜の苗を見ていたら、「スイスチャード」
と聞き慣れない名前の野菜が?…。
「スイスチャード」とは何でしょうか?

スイスチャードとは?

スイスチャードは、地中海原産の赤、黄、白、など非常にカラフルな茎と葉脈を持つビーツの仲間です。
スイスチャードは暑さや寒さに強く、病害虫にも比較的強いため、家庭菜園でも育てやすい野菜。
和名は、「フダンソウ」と言います。
暑さ、寒さに強く育てやすいことや、その彩り、珍しさから家庭菜園でも人気があります。
食用以外にも、寄せ植えや花壇植えのカラーリーフとして用いられます。

スイスチャード味は?
スイスチャード味ほうれん草に似ている?

スイスチャードの味は、ほうれん草に似ています。
「カラフルなほうれん草」という表現されることもあります。
スイスチャードは、真冬を除き何時でも収穫できるので、夏に出荷が少なくなるほうれん草の代用に使われることもあります。
ほうれん草の代わりに、あえ物や炒め物、スープやサラダなど幅広い料理で利用できます。
スイスチャードは、生で食べられるのでしょうか?

スイスチャード生で食べられる

スイスチャードは、ほうれん草と同じく「シュウ酸」という「あく」の成分を含みます。
葉が小さいうちは、ベビーリーフとしてサラダや、ピザ、パスタのトッピングにもピッタリです。
スイスチャードの食感は?
茎はセロリに似た歯ごたえがあり、ややシャキッとした食感を残します。
スイスチャード加熱するとどうなるのでしょうか?
スイスチャードゆでる
茎と葉で、ゆで時間を分けると食感が良くなります。
大きく育った葉は、えぐみが出やすいので、特に下茹でするのが重要です。
茹でた後は、ごま和えやナムルなど、和風にもアレンジができます。
ゆでる時の注意点はあるのでしょうか?
ゆでる時の注意点は?
スイスチャードは、茹でると色が抜けてしまうため、1分ほどで引き上げるようにします。
熱湯に、葉軸から葉の順番に入れ、特に葉は、手早く茹でることをおすすめします。
スイスチャード炒めるコツはあるのでしょうか?
スイスチャード炒める
スイスチャードは、油との相性も良く、炒めると色が鮮やかに保たれます。
炒め時間は、30秒~1分程度で十分です。
炒めすぎないことで、スイスチャード特有の鮮やかな色とシャキッとした食感を保てます。
スイスチャードを使ったアレンジ料理は?

アレンジ料理は、多彩で、サラダや和え物、炒め物、おにぎりなど様々な料理に活用できます。
サラダ
マカロニと合わせてボリュームのあるサラダに。
韓国風ナムル
茹でたスイスチャードに、ニンニク、塩、胡麻油、イリゴマを合わせて韓国風に。
胡麻和え
茹でたスイスチャードに、砂糖、醤油、すりごま、かつお節を混ぜて和える。
スイスチャードのおにぎり
茹でたスイスチャード水気を取ったスイスチャードの葉でご飯を包む。
ツナ、マヨネーズ、醤油などお好みの具材を合わせる。
炒め物
ベーコンやニンニクと一緒にペペロンチーノ風に炒める。
オイスターソースで味付けし、中華風に炒める。
スイスチャードは、幅広い料理に適しています。
実際に、スイスチャードを加熱調理して食べてみました。
スイスチャード加熱調理してみた!
スイスチャードを炒めて食べてみました。

炒めたので柔らかく美味しく食べられました。
味にクセがなく、苦みもなかったです。
スイスチャードは、スーパーフード?
どんな栄養があるのでしょうか?
スイスチャードの栄養は?

スイスチャードの効能は多岐にわたり、健康に良い成分が豊富に含まれています。
βカロテン
抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞の予防に役たちます。
ビタミンE
抗酸化作用により、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防にも効果が期待されます。
ビタミンK
骨の健康維持に役立ちます。
ビタミンC
免疫力アップに貢献。
カリウム
体内余分な塩分排出を促し、血圧を下げる効果が期待できます。
マグネシウム
心臓の健康維持をサポート。
鉄分
貧血の予防に役立ちます。
食物繊維
消化器系の健康維持に良いとされています。
スイスチャードはビタミン・ミネラル・抗酸化成分をバランスよく含み、生活習慣病予防、免疫力向上、美肌、骨の健康、疲労回復など多方面で健康効果が高い緑黄色野菜です。
スイスチャードは、栄養豊富な葉野菜としておすすめです。
自分で育てたスイスチャードは、一段と美味しく感じるかも。