熱中症は、屋外で発生するイメージがありますが、室内でも熱中症が発生する事も多くなっています。
近年増加している、「室内熱中症」とは?
約4割は室内で、熱中症を発症します。
室内の温度が28℃以上になると熱中症の可能性が高くなります。
湿度が、70%だと熱中症警戒レベルです。
71%以上になると厳重警戒レベルとも言われています。
こんな症状を感じたら注意して下さい。
熱中症の症状は?
軽症
- 軽いめまい
- 立ちくらみ
- こむら返り
- 手足のしびれ
中等症
- 頭痛
- 吐き気
- 体がだるい
- 集中力、判断力の低下
重症
- 意識障害(呼びかけに反応しない)
- けいれん
- 運動障害(まっすぐ歩けない)
- 体温が高い
などの症状があります。
熱中症の応急処置は、どうすればいいのでしょうか?
熱中症の応急処置は?
- 涼しい環境に移す
- 衣服を脱がせる
- ベルト、ネクタイ、下着ゆるめる
- 皮膚に、冷水をかける
- うちわ、扇風機使い体を冷やす
- 氷のうなどを、首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前に当てる(頬、手のひら、足の裏を冷やすことも有効)
- 経口補水液やスポーツ飲料で、水分と塩分を補給する
- 重症の症状の場合は、救急車を要請する
適切な室内温度は?
温湿度計をこまめにチェックし、室温は、28℃で、湿度は、40~60%を目安に、
適切な温度を保つようにしましょう。
部屋の温度を下げるには、どうすればいいのでしょうか
部屋の温度を下げるには?
部屋の温度を下げる方法を紹介します。
- エアコンをつける
- 扇風機を回す
- サーキュレーターを置く
- 冷風扇を置く
- 濡れタオル、冷感グッズを取り入れる
- 壁、屋根、ベランダなどに打ち水をする
- こまめに換気する
- 遮熱カーテン、ブラインド、サンシェード
- すだれ、グリーンカーテンで日光を遮る
- ペパーミントの香りで涼しくする
- 涼しい服を着る
様々な対策がありますね。
室内で熱中症になりやすい場所はあるのでしょうか?
室内で熱中症になりやすい場所
冷房のついていない場所、狭い場所
・廊下
・脱衣所
・洗面所
・トイレ
高温多湿になりやすい場所
・キッチン
・浴室
・ベランダ
冷房のついていない場所、高温多湿な場所は要注意です。
扇風機、サーキュレーターを利用し、風通しをよくすると熱中症予防になります。
首元を冷やす冷却剤もおすすめです。
入浴時の脱水により熱中症を引き起こす危険があります。
入浴前後の水分補給しましょう。
熱中症の予防法は?
- こまめな水分補給
- 適切な温度・湿度
- 生活のリズムを整える
- 体に暑さを慣れさせる
睡眠不足や、栄養不足も熱中症になる原因になります。
バランスの良い食事を摂りましょう。
熱中症予防に食べると良いものは?
熱中症予防の食べ物を紹介します。
熱中症対策に効果的な栄養素は、「ビタミンB1」です。
ビタミンB1が不足すると、だるさや疲れ、集中力の低下といった不調の原因になります。
ビタミンB1が多く含まれる食品を紹介します。
ビタミンB1を多く含む食品
- 豚肉
- ウナギ
- ゴマ
- レバー
- 玄米
- 枝豆
- 卵
- ピーナッツ など
他にも、熱中症対策に効果的な栄養素は、「カリウム」です。
カリウムには、細胞の浸透圧を調整したり、体の水分をキープしたりする働きがあります。
カリウムが不足すると、こむら返りや、熱けいれん、内臓の機能低下が起こりやすくなります。
カリウムが多く含まれる食品を紹介します。
カリウムを多く含む食品
- ほうれん草
- 大豆、小豆
- さといも
- さつまいも
- わかめ
- 昆布 など
熱中症対策に効果的な栄養素は、「ビタミンC・クエン酸」です。
ビタミンCは、抗酸化作用やコラーゲンの合成、疲労回復などに関係する栄養素です。
ビタミンC・クエン酸が多く含まれる食品を紹介します。
ビタミンCを多く含む食品
- キウイフルーツ
- 柿
- イチゴ
- パプリカ
- ジャガイモ
- ブロッコリー など
クエン酸を多く含む食品
- キウイフルーツ
- レモン
- グレープフルーツ
- パイナップル
- 梅干し
- お酢
クエン酸も、疲労回復に効果的な栄養素です。
熱中症に良い飲み物を紹介します。
熱中症に良い飲み物は?
- スポーツドリンクなど塩分を含む飲料
- 麦茶
- 黒豆茶
- ルイボスティー
- 経口補水液
経口補水液とは、ブドウ糖と食塩を水にとかして作られた飲料の事です。
スポーツドリンクより早くエネルギーを吸収する事が出来ます。
こまめな水分補給が、大切です。
喉が渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。
飲みすぎを避けたい飲料を紹介します。
飲みすぎを避けたい飲料
ジュースや炭酸飲料など、糖分の濃度が高い飲み物を摂取すると水分の吸収が遅くなります。
コーヒー、緑茶、紅茶などのカフェインやアルコールは、利尿作用があるため飲みすぎは、注意しましょう。
まとめ
室内でも熱中症が発生する事が多くなっています。
室内の温度が28℃、湿度は、40~60%を目安に室温を保ちましょう。
室内で熱中症になりやすい場所は、冷房のついていない場所、高温多湿な場所は要注意です。
温度・湿度計を設置しておくのをおすすめします。
熱中症対策に効果的な栄養素は、「ビタミンB1」、「カリウム」、「ビタミンC・クエン酸」です。
積極的に、食事に取り入れましょう。
熱中症の予防法は、こまめな水分補給、適切な温度・湿度、熱中症予防の食事を摂ることです。
睡眠不足や体調不良、栄養不足も熱中症になる原因になります。
喉が渇いていなくても、麦茶を飲む習慣をつけました。
最近は、ネッククーラーをつけて過ごしています。
ネッククーラーを付けるとヒンヤリが続き心地よい清涼感が続きます。
冷やせば繰り返し何度でも使えるエコな商品。
結露しないので、洋服が濡れないのが気に入っています。
熱中症対策をしながら、暑い夏を乗り切りたいです。