中学3年生は、受験勉強で大変な時期。
埼玉県内の高校受験生は、「北辰テスト受けた?」「北辰テスト結果どうだった?」の会話が…。
「北辰テストとは何?」「北辰テストは受けないといけないの?」
この記事では、「北辰テストとは?」「北辰テストの実施回数は?」「北辰テストを受験するメリット」「北辰テストで偏差値を上げる方法」「実際に北辰テストを受けてみて感じた事10選」を紹介します。
そもそも北辰テストとは何でしょうか?
ムームードメイン北辰テストとは?
北辰テストとは、72年の歴史がある北辰図書株式会社が埼玉県で実施している模擬試験です。
1952年からと長い歴史があり、埼玉県の中学生の学力指針とされています。
2023年度県内の中学3年生の9割が北辰テストを受験しています。
自分の学力が、県内でどのくらいの位置にあるかが客観的に分かるため、北辰テストの結果は、志望高校の合格率を判定する基準として活用されます。
北辰テストは、1日で5教科(国数社理英)のテストを実施します。
北辰テストの会場は、受験生が選ぶことは出来ませんが、比較的自宅から近い会場で北辰テストの試験が受けられました。
北辰テストは、年に何回実施されるのでしょうか?
ムームードメイン北辰テストの実施回数は?
- 中学1年生は、年に1回実施
- 中学2年生は、年に2回実施
- 中学3年生は、年に8回実施
受験する事で、埼玉県の同学年の中での現状の成績が分かります。
テスト実施後、約2週間で結果が郵送されます。
北辰テストを受験するメリットはあるのでしょうか?
北辰テストを受験するメリット
北辰テストを受験するメリットを紹介します。
埼玉県での自分の順位偏差値が分かる
自分の成績が、埼玉県内での順位が分かり、同じ高校を目指す生徒の中で、自分の順位を知る事ができます。
志望高校の定員人数に比べて順位が分かる事で、より志望高校を冷静に判断できます。
志望高校合格の可能性が分かる
北辰テストの結果から、今回の成績から見た合格の可能性と志望高校情報が分かります。
現在の、偏差値から公立高校、私立高校の候補が、安全圏、合格圏、努力圏、要検討と志望高校判定が10段階でランク表示されます。
4校志望高校判定ができます。
合格圏まであと5教科で〇〇点、合格の可能性が〇〇%と分かることで、受験する高校を決める判断材料になります。
志望高校の合格の可能性が表示されることで、北辰テストを受けていた子どものモチベーションになっていました。
埼玉県の公立高校入試を意識した出題になっている
北辰テストは、出題数、出題形式、問題構成が埼玉県公立高校入試を意識しています。
埼玉県公立入試で、よく出題されている、国語の課題作文、数学の作図、英語のリスニング、英作文なども毎回出題されています。
入試問題は、時間との戦い。
北辰テストを受けることで、問題を解く順番、問題ごとに制限時間を決める、分からない問題はとばすなど、時間管理が出来るようになり、入試前の良い練習になります。
確約のチャンスが増える
埼玉県の私立高校で、北辰テストや通知表などで合格の約束をもらう事を「確約」と言います。
埼玉県のほとんどの私立高校では、独自に定めた基準を満たした場合、北辰テストや中学校の通知表を使用して入試前に個別相談で合格の約束をもらう制度があります。
私立高校によって、北辰テストの成績の基準や条件が違うので、志望している私立高校の基準、条件を高校が実施する学校説明会、個別相談などで聞いてみましょう。
埼玉県で確約を実施していない高校もありますのでご注意下さい。
- 早稲田大学本庄高等学院
- 慶應義塾志木高等学校
- 立教新座高等学校
この3校は確約ありません。
公立高校にも、確約制度はありません。
苦手分野が、細かくチェックできる
苦手分野が分かることで、復習するポイントが分かり次回の試験に活かせ点数アップにつながる。
北辰テストで偏差値を上げるにはどうすればよいのでしょうか?
北辰テストで偏差値を上げる方法
北辰テストで偏差値を上げる方法を紹介します。
個人成績表を見直す
北辰テストの成績表には、「受験生全体の正答率」「第1志望高校が同じ人の正答率」が表示されています。
自分が間違った問題を第1志望が同じ人は正解しているかを比較する事で、自分の得意、不得意が分かります。
不得意が分かることで、効果的に復習ができます。
基礎問題を反復演習する
基礎問題と応用問題が混在して出題されます。
確実に点数が取れる基本問題を落とさないのが大切。
点数が取れる問題、配点が高い問題、点数が取れない問題を見極める力が、偏差値を上げる事に繋がります。
必ず復習する
間違えた問題に印をつけて、解説を読み復習しましょう。
解説を見ても良くわからない時は、学校や塾の先生に質問し、分からない問題は解決しましょう。
前回間違えた問題を次に間違えない事が、偏差値を上げる近道です。
北辰テストの過去問題を解く
北辰テストは、過去問題集が市販されているため、過去問題集を解くことがおすすめです。
過去問題集は、北辰テスト本番の時間制限で解いたほうが、本番の気分も味わえますし、時間配分を考える練習になります。
北辰テストは、昼休みを挟むことなく通しで試験が行われます。
慣れるためにも、過去問題を同じ時間帯で、受けてみるとよいでしょう。
最低でも3回は、過去問題集を解くのがおすすめです。
慣れてきたら、試験時間を5分短い時間で解く事で、テスト全体を見直しする時間ができます。
北辰テストの過去問題はどう使うのが効果的なのでしょうか?
北辰テストの過去問題効果的な使い方
北辰テストの過去問題の使い方紹介します
- テストに必要なものは用意する
(鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、三角定規、コンパス時計など) - 時間を計ってテスト問題を解く
- 解答・解説をもとに自己採点する
- 「北辰偏差値換算表」で、学力目安をつかむ
- 「解答・解説」を見ながら間違えた問題を復習
北辰テストの過去問題は、昨年度の中3北辰テスト全8回分が入っています。
北辰テストを受けてみて良かった事はあるのでしょうか?
北辰テスト受けてみて良かった事10選!
実際に、子どもが中学3年生第1回から北辰テストを受けてみて感じた事を紹介します。
- 同じ高校を目指す生徒の中での自分の順位が分かる
- 各教科、正答率、正答率グラフが分かりやすく表示されていて、自分の苦手分野が分かりやすく復習に役立つ
- 志望高校の合格の可能性が分かるので、合格の可能性が明確になる
- 今回の成績から見えてくる高校の名前が表示されるので、高校の見学に行くかどうかの判断材料になる
- 北辰テストを受けることで、入試傾向が分かる
- 試験慣れするので、本番の入試に緊張が和らぐ
- 今まで北辰テストを受験した回数の分、5教科別に点数が推移されているので、「この教科は、上がった」「この教科は、なかなか上がらない」と分かりやすい
- 苦手分野が分かることで、学習計画が立てやすくなる
- 偏差値推移グラフも表示されているので、どの教科が上がっているのかが分かりやすくモチベーションが上がる
- 埼玉県内での自分の学力の位置が分かるので受験が近い事を実感しやすい
子ども自身、北辰テストを受けてみて良かったと思っていた事は、志望高校合格の可能性が、前回の北辰テストに比べてどうだったのかを比較する事をモチベーションにしていました。
試験慣れしておくことも大事だと思いました。
まとめ
北辰テストとは?
北辰テストとは、72年の歴史がある北辰図書株式会社が埼玉県で実施している模擬試験です。
2023年度県内の中学3年生の9割が北辰テストを受験しています。
北辰テストの実施回数
- 中学1年生は、年に1回実施
- 中学2年生は、年に2回実施
- 中学3年生は、年に8回実施
北辰テストを受験するメリット
- 埼玉県での自分の順位、偏差値が分かる
- 志望高校合格の可能性が分かる
- 埼玉県の公立高校入試を意識した出題になっている
- 確約のチャンスが増える
- 苦手分野が、細かくチェックできる北辰テストで偏差値を上げる方法
北辰テストで偏差値を上げる方法
- 個人成績表を見直す
- 基礎問題を反復演習する
- 必ず復習する
- 北辰テストの過去問題を解く
- 北辰の過去問題の効果的な使い方を紹介
北辰テストの過去問題効果的な使い方
- テストに必要なものは用意する
(鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、三角定規、コンパス時計など) - 時間を計ってテスト問題を解く
- 解答・解説をもとに自己採点する
- 「北辰偏差値換算表」で、学力目安をつかむ
- 「解答・解説」を見ながら間違えた問題を復習
実際に北辰テストを受けてみて良かった事10選
- 同じ高校を目指す生徒の中での自分の順位が分かる
- 各教科、正答率、正答率グラフが分かりやすく表示されていて、自分の苦手分野が分かりやすく復習に役立つ
- 志望高校の合格の可能性が分かるので、合格の可能性が明確になる
- 今回の成績から見えてくる高校の名前が表示されるので、高校の見学に行くかどうかの判断材料になる
- 北辰テストを受けることで、入試傾向が分かる
- 試験慣れするので、本番の入試に緊張が和らぐ
- 今まで北辰テストを受験した回数の分、5教科別に点数が推移されているので、「この教科は、上がった」「この教科は、なかなか上がらない」と分かりやすい
- 苦手分野が分かることで、学習計画が立てやすくなる
- 偏差値推移グラフも表示されているので、どの教科が上がっているのかが分かりやすくモチベーションが上がる
- 埼玉県内での自分の学力の位置が分かるので受験が近い事を実感しやすい
北辰テストの結果が郵送で送られてくると、点数を見て喜んだり、がっかりするだけじゃなく見るべき箇所が多くあります。
点数が下がったとしても、なぜ下がったのか?
どの教科のどの単元が数字を落としてしまったのか?この部分が分かる事で復習し、次の試験につなげる事ができます。
何度も復習する事が大事ですね。
思うような点数ではない時も多々ありましたが、分からない問題を復習しようという気持ちが身に付いたように感じました。
中学3年生の第1回から、北辰テストを受けることで、試験に慣れてきている印象がありました。
北辰テストを受験する事で、受験への意識を高め、入試対策をしながら、公立高校の入試本番に緊張しすぎることなく臨めることは、大きいと思います。
読んで頂きありがとうございました。