高校受験が近づいてきました。
筆記試験の他に、面接試験を行う学校もあります。
「面接で聞かれる質問は?」
「面接官の見るポイントはどこ?」
「面接で気をつけるべきところは?」
など気になります。
面接は、慣れないので緊張してしまいそうです。
中学校では、先生が面接練習してくれたようです。
この記事では、「面接で聞かれる事が多い質問内容」「面接で高評価を得られない特徴」「面接時の緊張のほぐし方」などを紹介します。
面接ではどんなことに気をつければいいのでしょうか?
そもそもなぜ面接があるのでしょうか?
高校受験になぜ面接がある?
調査書に書かれていること、学力検査だけでは、どんな生徒かは、判断できません。
面接により生徒と直接向き合うことで、人物面、思考力、表現力、判断力を確かめたいという高校側のねらいがあります。
面接とはどのくらいの時間
面接に要する時間は、面接の種類、重視の度合い、話しの内容、受験者の数に左右されます。
高校により個人面接、集団面接と形式があります。
生徒個人面接…5分~6分
生徒集団面接…10~12分
あたりが平均の面談時間です。
高校受験、面接で聞かれることが多い質問内容
質問内容は、どんなことが聞かれるのでしょうか?
よく出る質問内容を紹介します。
- 中学で頑張ったこと、楽しかったことは何ですか?
- 中学校では、生徒会活動、委員会活動しましたか?
- 部活動はしていましたか?高校では、何部に入りたいですか?
- 本校をなぜ志望しましたか?
- 〇〇科を選んだ理由は何ですか?
- 高校で頑張りたいことは何ですか?
- 得意科目と不得意科目は?
- 将来就きたい職業は何ですか?
- あなたは、どんな性格ですか?
- 趣味や特技はありますか?
- 最近のニュースで、一番関心があることは何ですか?
面接では、「志望高校」「中学校での生活」「あなたの事」「日常生活・友達関係」
などが質問されます。
面接官が見るポイントは、どこでしょうか?
面接官が見るポイントは?
面接官が見るポイントを紹介します。
- ドアのノックの仕方
- ドアの開け閉め
- お辞儀の仕方
- 歩き方
- 着席の仕方・立ち方
- 椅子に座っている時の姿勢
- 受け答えの態度
- 聞く態度
- 相手の目を見て話す、聞く
- 声の大きさ
- 話すスピード
- 言葉づかい
- 質問に対しての答えの内容
- 身だしなみ
面接官は、お辞儀の仕方、あいさつの仕方、姿勢、言葉づかい、声の大きさ、身だしなみなど様々な角度から生徒を評価しています。
話す時、聞くときに目を見ているかも、大事ですね。
面接でのマナーに注意点はあるのでしょうか?
高校受験、面接でマナーの注意点
最低限抑える面接のマナーを紹介します。
入室1分で、受験生の第一印象は、決まるとも言われているほど重要です。
入退室のマナーを紹介します。
入室のマナー
- 受験番号、名前が呼ばれたら大きな声で返事
- ドアを軽くノックする
- 面接官から、「どうぞ」などの返答があれば静かにドアを開ける
- ドアを開け、「失礼します」と言い礼をする
- ドアに向かい、ドアを閉める
- 「よろしくお願いします」と言い一礼する
着席のマナー
- 椅子の横まで歩いていく
- 椅子の横に、背筋をのばして立つ
- 受験番号、氏名、中学校名を大きな声で言い、一礼する
- 面接官の「おかけください」の声があれば「失礼します」と言い、着席する
退室のマナー
- 背筋を伸ばし椅子の横に立つ
- 「ありがとうございました」と言い一礼する。
- ドアの方まで歩いていく
- ドアの前で、面接官に向かって「失礼します」と言い一礼する。
- ドアを静かに閉める
- 外に出たら、ドアを正面にして閉める
受験番号、名前を言うタイミング、礼のタイミング、挨拶のタイミングは、臨機応変に対応しましょう。
重要なのは、背筋を伸ばす、大きな声で挨拶し、面接官の指示を待つことです。
面接以外でのマナーも見られています。
同じ学校を受験する友人とのおしゃべりは控えましょう。
背筋を伸ばし、着席していましょう。
面接で気をつけるべきNGポイントはあるのでしょうか?
高校受験、面接で気をつけるべきNGポイント
面接で気をつけるべきNGポイントを紹介します。
- 身だしなみが整っていない
- 控室での態度が悪い
- 姿勢が悪い
- 返事がきちんとできない
- 声が小さい
- ハキハキ話せない
- 質問に口を出してしまう
十分注意しましょう。
面接で、高評価を得られない特徴はあるのでしょうか?
高校受験、面接で高評価を得られない特徴
面接で、高評価を得られない特徴があるので紹介します。
身だしなみが悪く第一印象が良くない
- 髪が伸びている
- 髪を染めている
- 前髪が目にかかる
- ひげが生えている
- ワイシャツがよれている
- スカートの長さが適切ではない
- 爪が長い
- 靴が汚れている
など、事前に1つずつ見ていき面接に備えましょう。
普段から身だしなみに気をつけて中学生活を送ることが大切ですね。
冬休み中に、制服はクリーニングに出し、面接当日シャツはきちんとアイロンかけたいと思います。
髪の毛は、面接1週間前に、切りにいきました。
爪は、すぐ伸びてしまうので気をつけないといけません。
面接マナーが身についていない
面接では、下記のようなことに注意しましょう。
- 控室でのおしゃべり
- 返事する声が小さい
- ドアをノックしていない
- 「どうぞ」の声がないのに着席してしまう
- 退室の際「ありがとうございました」「失礼します」と言っていない
- お辞儀とあいさつが同時に行われている
緊張してしまうとつい動作が早くなってしまい、お辞儀とあいさつが一緒になってしまうことに気をつけたいですね。
ゆっくり丁寧に行動しましょう。
志望動機がない・根拠が弱い
その高校に行きたいという根拠が弱いと、他の高校でも当てはまってしまいます。
中学校の先生に、面接でのアドバイスをもらった際に、「もうちょっと志望動機を明確に」と言われたようです。
- 志望高校の校風、特徴
- 年間行事
- 学習指導
- 部活動の種類・実績
- 進路実績
など
事前に調べておく事が必要です。
志望校の授業見学や部活動見学会に実際に行き体験してみると、自分で感じた事が発言できて、面接での言葉に実感がこもります。
自己PRできる実績が少ない
自己PRできる実績が少ないと、面接時に話す内容が少なくなってしまいます。
- 生徒会活動
- 学校行事
- 学級活動
- 委員会活動
- 部活動
- 英検・漢検・数検など資格取得
- 学校外のボランティア活動
など
あなたは、中学校で何を頑張りましたか?
今までの中学校生活を振り返り、頑張った実績があると、はっきり自信を持って答えられそうです。
面接の質問に答えられない
しっかり面接で話す準備していても、緊張しすぎて、面接官の質問に分かりやすく伝えられないと良い結果につながりません。
何度も面接練習して、色々な先生と模擬面接することにより、本番での緊張が和らぎます。
模擬面接で先生に色々な質問してもらい、すぐに対応できるように練習すると本番でも落ち着いて面接に挑めます。
家では、面接官になったつもりで、「中学校で何を頑張ってきましたか?」など子どもと面接の練習をしました。
面接で、どうしても緊張してしまう…。
面接前の緊張をほぐす方法はあるのでしょうか?
高校受験、面接前の緊張をほぐす方法
緊張をほぐす方法を紹介します。
深呼吸する
控室や面接会場に入る前に深呼吸することで、気持ちが落ち着きます。
ゆっくりと口から息を吐き、鼻からたっぷり息を吸う腹式呼吸で、酸素を取り込みましょう。
体をほぐす
緊張していると体がこわばります。
肩のあたりを回す、伸びをするなど簡単なストレッチで体をほぐしましょう。
手をグーパーグーパーするだけでも、手の力が抜けリラックスできます
周りの状況に目を向ける
緊張していると、自分の心や身体の反応に、意識が向いてしまいがちです。
周りの状況に目を向けて、人の話しを聞くと緊張が和らぎます。
ツボを押す
緊張を緩和するツボを紹介します。
労宮(ロウキュウ)
手のひらの中央。手を握ると中指の先端が手のひらに当たるツボ。
合谷(ゴウコク)
手の甲側、親指と人差し指の骨の分かれ目のやや人差し指側のツボ。
手のツボなので、手軽に押しやすいですね。
気持ちいいと感じる圧で押しましょう。
面接後に予定を入れる
面接の後に、好きな番組を観る、好きな晩御飯を食べるなど楽しみな予定を入れておきましょう。
緊張するということは、真剣に面接を受けている証拠です。
適度なストレスは、むしろパフォーマンスを向上させます。
「緊張しているから、最高のパフォーマンスができる」と思い緊張を恐れないようにしましょう。
まとめ
面接には、より生徒と直接向き合うことで、人物面、思考力、表現力、判断力を確かめたいという高校側のねらいがあります。
面接時間
生徒個人面接…5分~6分
生徒集団面接…10~12分
あたりが平均の面談時間です。
面接では、「志望理由」「中学校での生活」「あなた自身の事」「日常生活・友達関係」
などが質問されます。
面接官は、お辞儀の仕方、あいさつの仕方、姿勢、言葉づかい、声の大きさ、身だしなみなど様々な角度から生徒を評価しています。
入室のマナー、着席のマナー、退室のマナーに注意しましょう。
面接で気をつけるべきNGポイント
- 身だしなみが整っていない
- 控室での態度が悪い
- 姿勢が悪い
- 返事がきちんとできない
- 声が小さい
- ハキハキ話せない
- 質問に口を出してしまう
面接で高評価を得られない特徴
- 身だしなみが悪く第一印象が良くない
- 面接マナーが身についていない
- 志望動機がない・根拠が弱い
- 自己PRできる実績が少ない
- 面接の質問に答えられない
面接前の緊張をほぐす方法
- 深呼吸する
- 体をほぐす
- 周りの状況に目を向ける
- ツボを押す
- 面接後に予定を入れる
事前に行った志望高校の個別相談会で、面接時に聞かれる内容を聞いてみたら、答えてくれました。
もっとハキハキ話しましょうと、アドバイスも頂きました。
個別相談会は、面接のような気持ちで受け答えをする練習にもなりました。
緊張してはいけないと思ってしまうと、返って緊張感が高まってしまいます。
「自分だけが緊張しているのではない。ほとんどの人が緊張している。」と思うと気持ちが落ち着きます。
自信を持って面接に備えてください。
落ち着いて、面接で発言できますように。
読んでいただきありがとうございました。